便利屋ビックディグ の日記
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謝罪代行と商品回収(老舗食品製造販売企業S社と業務提携)
2018.10.27
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ある地方都市に本社を置く老舗食品製造販売企業S社と業務提携。
S社は、皆さんも一度は食した事があるほど認知度の高いヒット商品を大手スーパーやコンビニさんに卸しています。
一般消費者にとっては、「作ってる会社の社名は知らないけど●●は知ってる」的な存在かも。
もちろん私もその商品を食した事がありますが、ご依頼を頂いた時、
(大変失礼ですが)社名をお伺いしてもピンときませんでした。
そこで今回のご依頼内容ですが、
先述の通りS社はある地方都市に本拠点を置き現在のところ都内に窓口がないため、
万が一の際、即座に販売店や一般消費者へ対応できない状況にあります。
その万が一の内容とは、そのほとんどが商品に対するクレームになります。
一般消費者が各販売店を通じて購入した商品の中に、製造工程の段階で紛れ込んでしまった
ビニール片などの混入物が入る場合があるのです。
スーパーやコンビは、そのワイドな販売網をカバーするほど大量生産しているわけですから、
そうしたトラブルはどうしても付いてきます。
そうした際に、当店スタッフがS社の社員に成り替わって販売店や一般消費者へご対応するといった内容です。
お伺いする際は、事前にS社と問題についての情報共有を綿密に行う事は当然ですが、
こちら側の姿勢も『謝罪の王様』の阿部サダヲばりのテンションを意識する必要があります(笑)。
← 冗談じゃなくて、本当にそれぐらいの誠意や理論武装が求められます。
ご老人や幼児などがその商品を食し一大事になっていた可能性だってあるわけです。
食品生産者も決して軽微な認識では済まされません。
購入されたお客様へはお詫びとこの度の原因説明をさせていただいた後、
商品を回収の上、商品代金の全額返金とお詫びのお品(●●) をお渡しします。
業務終了後は、混入物の実寸画像をS社に連携し、併せて一連の報告書も提出します。
S社も販売店や自社製造責任者と事案のフィードバックを行い、今後の再発防止に取り組むわけです。
S社代表とお会いしお話を聞かせていただきましたが、もろに食に関わる分野だけに、
そこら辺の安全意識は他産業とは比べものにならないほど敏感だと思います。
体力は使いませんが、精神的に気を張って臨まなければならない案件ですね。
ありがとうございました。
